『オシャレは足元から』と言われているとおり、洗練されたスーツの着こなしには、『スーツに合った靴』が欠かせません。スーツ靴選びの大切なポイントやおすすめの靴ブランドを知り、センス良くコーディネートしましょう。
レディーススーツに合わせる靴とは
スーツを着るときはパンプスでコーディネートする女性が多いです。しかし、一口にパンプスといっても、実際には種類やスタイルはさまざまです。どんなパンプスを選べば良いのか解説します。
就活靴は素材とヒールの高さに注意
就職活動では第一印象を決める見た目が大切で、服装や髪型に加えて足元までチェックされていることも珍しくありません。就活靴選びに迷ったら、ベーシックなタイプの『プレーンな革の黒いパンプス』をチョイスしましょう。
ある程度ヒールが高い方が、全体的にシルエットが美しくなり、スタイルも良く見えますが、ハイヒールやピンヒールはビジネスシーンにふさわしくありません。3～5cm程度のヒールで、安定感のあるパンプスがおすすめです。
通勤ならネイビーや白のパンプスもあり
普段の通勤スタイルならば、スーツの色やファッションに合わせてネイビーや白のパンプスも上品で洗練されたイメージになり好印象です。
例えば、ネイビーのスーツにネイビーのパンプスを合わせることで、黒いパンプスよりも程よいカジュアル感がでますし、爽やかさや清潔感も増します。また、ライトグレーのスーツに白のパンプスを合わせると、フレッシュで明るく軽快なイメージになります。
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スーツスタイルに向かない靴
女性用の靴は種類やデザインも豊富なので、知らないうちにビジネスマナー違反になっていることも少なくありません。靴選びに失敗しないために、ビジネスシーンでスーツスタイルに向かない靴がどういうものなのか知っておくことが大切です。
つま先やかかとが開いている靴
近年は、オフィスカジュアルやビジネスカジュアルと言われるスタイルを推進している会社も多く、つま先やかかとが開いた靴を履いている女性も珍しくありません。
しかし、つま先やかかとが開いた靴は、スーツスタイルにはNGです。大切なビジネスシーンで着用するスーツは、フォーマルなビジネススタイルです。
つま先やかかとが開いた靴はサンダル風のカジュアルなスタイルなので、ビジネスシーンには不向きですし、スーツとのバランスも悪くなります。
高すぎるヒールや光沢の強いエナメル靴
ヒールが高いほど足が引き締まって見え、ヒップもキュッと上に上がり、全体的に美しいシルエットになります。
しかし、ヒールが高すぎるパンプスや細いピンヒールは、夜のパーティーやプライベートで履くイメージが強く、日中のビジネスアワーには不向きです。
靴の素材も革、布、スエード、エナメルとさまざまですが、光沢の強いエナメル靴は華やかで、ビジネスシーンでは派手すぎる印象が強いため、避けた方が無難です。
長時間歩いても疲れない靴の選び方
「歩いているうちに足が痛くなった…」「かかとが擦りむけた…」といった経験がある女性は多いのではないでしょうか。特に仕事で外回りが多い女性の中には、帰宅する頃には足がボロボロ…という人もいるでしょう。
スーツに合う靴選びで最も大切なのは、『長時間歩いても疲れない履き心地の良い靴』です。具体的にどんな点に着目して選べば良いのか解説します。
程よく柔らかい、ヒールの太い靴
靴の素材は革や布などさまざまですが、共通して大切なのが『柔らかく足にフィットするもの』です。
まず、外反母趾や靴擦れなど、足を痛める原因になる硬い靴は避けましょう。そして、以下のポイントをチェックし、フィット感が良いものを選ぶのがコツです。
- サイズが大きすぎたり、小さすぎたりしていないか
- 足の幅が合っているか
- 足指にゆとりがあるか
- かかとやくるぶしの深さが合っているか
- かかとが浮いていないか
- 前滑りしないか
また、チャンキーヒールなどの太いヒールは安定感があり、歩きやすく疲れにくいのでおすすめです。
紐付の靴など
パンプスで足が疲れやすい主な原因の1つが『前滑り』です。前滑りする靴は歩くときに足指に余計な力が入り、靴擦れや外反母趾などさまざまな足のトラブルを引き起こす原因になります。
この前滑りが起こりにくい、おすすめの靴が『紐付きのパンプス』です。紐でしっかり固定されるので滑りにくい上に、かかとが浮いてしまうことも避けられます。
また、前滑の原因として靴のサイズが大きすぎる可能性もあるので、靴のサイズが合っているかを再確認することも大切です。
フラットシューズの使い分けもおすすめ
パンプスのヒールの部分がないスタイルが『フラットシューズ』で、ローヒールとも呼ばれています。フラットシューズの大きなメリットは、歩き回っても、立ちっぱなしでもパンプスのように疲れないことです。
ヒールがない分、カジュアルな印象になりがちですが、近年はビジネスシーンでも浮かないきちんと見えるデザインのものや、落ち着いた大人っぽいデザインのものが多く出回っています。
その日の予定やファッションに合わせてパンプスとフラットシューズを使い分けるのが、足への負担を軽減する方法の1つです。
NYでは当たり前？スニーカー通勤はありか
ニューヨークでは、スーツやビジネスファッションに身を包んでいるのに、足元はカジュアルなスニーカーで通勤している女性は珍しくありません。
ニューヨークで働く多くの人は地下鉄通勤で、駅からオフィスまでの距離があります。かなり歩くことも多いため、通勤にはスニーカーを履き、オフィスに着いたらパンプスに履き替えるという人が多いです。
日本でも女性の社会進出にともない、男性同様に楽で機能性に優れたビジネスファッションやスタイルへと変わりつつあります。ニューヨークのように、日本でもスニーカー通勤が当たり前になる日が来るかもしれません。
スーツ靴が買える人気のお店やブランド
スーツ靴を選ぶ際に多くの人が重要視するポイントである『デザイン』『歩きやすさ』『価格』別におすすめのお店やブランドを紹介します。
デザイン重視 ダイアナ
ベーシックな定番靴からオシャレなトレンド靴までバリエーション豊富な靴が揃う『ダイアナ』は、女性に人気の高いブランドです。
かわいいデザインからシックなデザインまで、ビジネスシーンに合うきちんと感がありながらも、フェミニンなデザインの靴が見つかります。
また、美脚に見える効果もありながら、履きやすいという優れた機能性も魅力です。
歩きやすさ重視 アシックス
クッション性の高い素材を中敷きに使用し、かかと部分にはスポーツ靴にも採用している衝撃緩衝材を内蔵する設計など、歩きやすさや快適さにこだわった靴が見つかるのが、『アシックス』です。
機能面を重視しながらも、女性の足元を美しく見せてくれるシルエットなど、デザインにも定評あるブランドです。
価格重視 しまむら
コスパ重視派の人には、質の高い靴がリーズナブルな価格で手に入る『しまむら』がおすすめです。
しまむらのパンプスはサイズが豊富で、履きやすいものや、安っぽく見えないデザインの靴など、決してブランド品に引けを取らない優秀さです。
まとめ
ビジネスシーンのスーツに合う靴選びは、デザインなどの見た目だけでなく、長時間歩いても疲れないなど機能性もしっかり重視して選ぶことが大切です。
紹介したお店やブランド店をぜひチェックして、ピッタリの靴を見つけましょう。
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