スーツとセーターの組み合わせが、流行し始めています。ウォームビズの影響で、室内でもセーターを着ることが増えたためでしょう。正装として認められているわけではありませんが、カジュアルにスーツを着こなしたい人にはおすすめのコーディネートです。
スーツに合わせるセーターの着こなしマナー
『スーツの下にセーターを着る』という文化は、生まれてからまだ日が浅いものです。日本では温暖化対策として、2005年からウォームビズが推奨されています。
ウォームビズとは、暖房をなるべく使わずに過ごすよう呼びかけるもので、暖房をつけた時の室温が20度になるよう推奨しています。会社などでもウォームビズを心がけているところが増えており、防寒のためスーツの下にセーターを着用する機会も増加しました。
スーツにセーターを着る場合、どのような着こなしをすれば良いのでしょうか。マナー面でも気をつけておきたいポイントがいくつかあります。
スーツにセーターを着るのは、正装と認識されていないため、改まった場面や正装が必要な場面では控えましょう。また、おしゃれに着こなすには、スーツに合うセーターを見極めることが大切です。
ダークスーツには白
ダークカラーのスーツには、爽やかな白が似合います。スーツのきちんとした印象を守りつつ、すっきり見せることが可能です。
白シャツをスーツに合わせるのと同様に、セーターも白をチョイスすると、はずれがありません。
ネイビーやブラックなどのスーツには、白ニットやセーターを合わせると、きれいにまとまるでしょう。お出かけではなく会社内でも、きっちりした印象を与えることができます。
グレースーツには原色セーターもあう
ダークカラー以外に着る機会が多いのが、グレー系のスーツです。落ち着いた印象を与えるグレースーツですが、意外にも原色系のカラーが似合います。
グレー系のカラーが持つ落ち着いた雰囲気が、原色カラーをを合わせることで締まった印象になります。ビビッドなピンクやオレンジなど、暖色系もおすすめです。
春夏秋冬の季節もポイント
セーターは、季節によっても合う合わないがあります。春夏なら明るいカラーの薄手セーターがぴったりです。秋冬なら落ち着いたモノトーンカラーや、ダークトーンのカラーが似合います。スーツの色と季節感を大切に、合わせるセーターを決めましょう。
年間を通して使えるセーターもありますが、夏は薄手で熱がこもりすぎないことを重視しましょう。冬場は暖かさを重視して、色や厚さだけではなく、素材にもこだわることが大切です。
スーツに合うセーターはジャストサイズを
スーツに合わせるセーターは、柄やサイズにも気をつけましょう。たとえば、フォーマルな場面でチェックやアーガイル柄のセーターは避けた方が無難です。柄の印象でフォーマル感が薄れます。
スーツは、前開きのファッションアイテムです。カーディガン風のセーターも、おしゃれな着こなしをする上では控えましょう。スーツとカーディガン風セーターで2重に前が開くスタイルになり、野暮ったい印象を与えてしまいます。
だぼついたセーターも、きちっとしたスーツには似合いません。スーツはビジネスシーンや公式の改まった場でも活躍する正装です。ジャストサイズを選ぶことで、スーツのきっちりとした印象を残つつ、スーツ×セーターのコーディネートを楽しめます。重ね着をした場合にも、袖のあたりがもたつかずに、セーターを着ることができるでしょう。
ジャストサイズのセーターを探す時には、セーターのサイズ表記をしっかり見ることが大切です。ブランドのアイテムはS・M・Lなどのサイズだけでなく、袖丈や着丈も記載されています。自分のサイズを測っておき、ちょうど良いサイズを選びましょう。
静電気を起こしにくい素材の組み合わせ
セーターは静電気を起こしやすいものも多く、素材の組み合わせによっては、ちょっとしたことで着脱の際にパチパチと静電気が発生し、金属などに触れた時に電気が走ることもあります。
素材の組み合わせによる静電気は、マイナスに帯電しやすいものとプラスに帯電しやすいものを知ることで、防ぐことが可能です。マイナスに帯電しやすい素材の代表は、アクリルやポリエステル、アセテートなどの化学繊維です。プラスに帯電しやすい素材は、ナイロンやウールとなります。
麻や綿、レーヨン、絹は比較的帯電しにくい素材です。麻はマイナス寄りの素材で、レーヨンや絹はプラス寄りの素材ですので、覚えておきましょう。
帯電しにくい麻や綿を選択することも静電気を防ぐ手段ですが、同じ方向に帯電しやすい素材同士を組み合わせると、静電気が起きにくくなります。たとえばウールのセーターを着る場合は、裏地にナイロンや絹などを使ったスーツにすると、静電気の発生を防げるのです。
ポリエステルを含んだセーターの場合は、同じようにスーツの裏地がポリエステルのものを選ぶとよいでしょう。マイナスに帯電する素材と、プラスに帯電する素材を合わせると静電気が起きやすくなるため、組み合わせを考える時に注意してください。
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襟の形から選ぶレディーススーツコーデ
襟の形からセーターを選ぶこともおすすめです。自分に合う襟の形を探しましょう。コーディネートがきれいにまとまります。
丸首セーター
丸首のセーターは、ノーカラーのジャケット風スーツに合います。ベージュのスーツなら、セーターの色味を濃い目のブラウンにすると、同系統のカラーで落ち着いた雰囲気になるでしょう。
ボトムスに黒を持ってくると、ぼやけた印象にならずすっきりしたイメージになります。通勤だけでなく、休日のおしゃれ着としても活用できるコーディネートを探している方におすすめです。
Vネックセーター
首元がすっきり見えるVネックセーターは、スーツにもよく合うアイテムです。グレースーツにはカーキ色などの暗めのカラーが相性が良いでしょう。
黒のスーツでおしゃれを楽しむなら、淡いピンクのセーターもおすすめです。黒スーツの重たさを淡色カラーが打ち消してくれます。
Vネックのセーターは、胸元の開き具合が深いタイプと浅いタイプがあります。下にシャツを重ね着するなら深いタイプもおしゃれに見えるでしょう。セーター1枚ですっきり見せたい場合は、浅いタイプを選んでください。
おすすめセーターブランド2選
大人の女性がセーターをスーツに合わせるなら、スーツに合わせても違和感のないエレガントなブランドがおすすめです。特に、おすすめなブランドを2種類紹介します。
JOHN SMEDLEY
JOHN SMEDLEYは、イギリスで生まれたブランドで、1784年に設立されました。世界的にも有名で、軽量で着心地の良いニットウェアが魅力です。
定番アイテムの長袖クルーネックニットは、100%メリノウールの商品です。カラー展開も20色と豊富で、スーツの色を問わず合わせることができます。
シンプルな無地のセーターで、スーツとも好相性です。
Theory
1997年に設立されたTheoryは、大人の女性を中心に人気を集めているブランドです。シンプルなアイテムから特徴的なスタイルのファッションまで、洗練されたデザインの商品がそろっています。
Theoryのセーターでスーツと合わせたいのが『Evian Stretch Sherry C』です。大きめのタートルネックが印象的で、プルオーバーとしても使えます。
1枚でもきれいに着こなせるため、ジャケットの脱ぎ着が多い方にもぴったりです。チャコール・ブラック・ネイビー・アイボリーの4色展開で、分厚めのセーターを探している方は、ぜひ手に取ってみてください。
まとめ
スーツとセーターの組み合わせは、昔には見られなかったものです。近年、ウォームビズが推進されていることもあり、室内での防寒もかねて、スーツの下にセーターを着込む機会が増えています。
おしゃれにスーツとセーターを着こなしたいなら、TPOに合わせたアイテム選びやブランドの選択が大切です。静電気が起きにくい素材を選ぶなど、着心地の面でも気を配りましょう。
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