こんにちは、Re.muse(@remuseordersuit)です。

足は人によって形が違います。靴の形が合わずに靴擦れや、足が痛くなるといった悩みを常に抱えている人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが、オーダーメイドで自分だけの靴を作るという方法です。ピッタリの靴を履けば、自然と足取りも軽くなります。

メンズオーダーシューズとは?

仕事用で革靴をはいているものの、幅が合わずに親指と小指の端の皮がすりむけている。にもかかわらず、足が痛いのに無理矢理我慢して営業周りをしているビジネスマンもいるのではないでしょうか?

メンズオーダーシューズは、そんなビジネスマンをはじめとした男性向けのオーダーメイドで作ったシューズのことです。自分の足に合った、世界に1足だけのシューズを作ってみてはいかがでしょうか。

既製品とオーダーメイドの違い

既製品のシューズとオーダーメイドシューズは、製造過程からして大きな違いがあります。

既製品のシューズは、大量で安価に量産するためにコストを押さえる製造方法が用いられているのです。アッパーと靴底の形は大衆の平均を取った量産式で、その2つを接着剤でつけているセメンテッド方式で作られています。

一方、オーダーメイドは接着剤を使わず、縫って接着します。足の形に合わせてディティールまでしっかりこだわった作りで、自分の足にピッタリのオリジナルシューズを作ることができるのです。

既製品より高価なのは間違いありませんが、その分長く丈夫に、そして快適に足を保護するように作られています。

オーダーシューズのメリット

オーダーシューズを作るメリットは『自分の足にピッタリのシューズが作れる』ということです。

靴擦れや足の痛みといった悩みから解放されます。足にかかる負荷がかなり軽減されるので、長時間歩いた時の疲労感もまったく違うものになるでしょう。既製品の靴とは、履き心地もフィット感も比べものになりません。

もう一つのメリットは、『自分だけのデザインを作れる』という点です。多くのデザインの中から組み合わせる方法もあれば、すべて最初からデザインするという方法もあります。

どちらのシューズも他にも店には売っていない、自分だけのオリジナルシューズです。愛着もわきますし、誰かと話題にしても楽しめるでしょう。

オーダーシューズの種類

オーダーシューズの種類には、レディメイドとフルオーダーの2種類があります。それぞれについて見ていきましょう。

レディメイド

レディメイドは、受注側が用意しているデザイン・素材・カラー・ソール素材・仕上げ方法について、自分が好みのものを組み合わせ、既存の木型を使って靴を作るという方法です。

木型のパターンも豊富にあるので、既存品の靴に比べたら足の形にフィットする靴を作ることが可能です。もちろん、足の左右のサイズそれぞれにあわせてオーダーを決めることもできるので、両足共に負担がかからない靴をデザインすることができます。

フルオーダーするほどのコストもかかりませんし、期間も比較的短めに作成できます。まだ、オーダーシューズを作ったことがないという初心者は、この方法で靴を作るのがオススメです。

フルオーダー

一方、フルオーダーはすべてを1から作ります。採取した足形を石膏や木製・プラスチック樹脂などで再現して靴型から作ります。

色や素材、形などすべてをオーダーし、世界に1つしかない自分だけのシューズが作るのが目的です。足に完全にフィットするので、まるで足と靴が溶けているかのような一体感を感じるでしょう。

デザイン・つま先の形、紐の種類、アウトソールの色など細部までチョイスし、靴の製法にもこだわって靴を作っていきます。

履き心地とデザインはこの上ないほどに秀逸ですが、一方で完成には数カ月かかることと、金額も高額なことが挙げられます。作っている最中にやり直しもできません。フルオーダーの際には慎重に注文する必要があると言えるでしょう。

オーダーシューズでカスタムできる主な内容

オーダーシューズでは、どんな部分を依頼者のこだわりで、カスタムできるのでしょうか?

カスタムできる主な内容について解説します。

靴の基本的なデザイン

オーダーシューズでカスタムできるのは、まずは靴の基本的なデザインです。足長・足囲・甲周りといった足の採寸をしっかり行い、足にフィットする靴の形に仕上げることができます。

靴の先端の形状、ソール(靴底)のデザインや材質、中敷きデザインなどもしっかりとカスタムすることができるでしょう。

足の形に合わないということは、まず心配はいりません。

生地や色合い

生地や色合いについても、しっかりとオーダーが可能です。生地は牛革や起毛革、型押し革があり、好みの材質、手触りに仕上げることができます。

靴の全体的なカラーはもちろん、細部のパーツごとに異なった色に変えるようなカスタム方法も可能です。

自分好みの色や生地に仕立て上げてみてください。

オプション

別途料金はかかるものの、その他のオプションについても見ていきましょう。

例えば、革の染料技法に『パティーヌ仕上げ』というものがあります。色を幾重にも重ねて、透明感を保ちつつも、独特な色ムラができる魅力的な色彩に仕上げることができるのです。

靴というよりも、まるで芸術品のような麗しさに仕上がり、ビジネスの場でも一目おかれるかもしれません。

他にもヒールアップや、大きめの靴を作るキングサイズなど、依頼者の好みに合った様々なオプションをつけることが可能です。

オーダーシューズができるまでの流れは?

それでは、実際にオーダーシューズを発注してから完成するまでの流れを一通り見ていきましょう。

カウンセリング、採寸

まずは、カウンセリングと採寸です。

足サイズ(足長・足囲・甲周り)を丁寧に採寸していきます。採寸は、履き心地にもっとも重要な作業です。フルオーダーになると、足型を取るようなお店もあります。

サイズを測るのと並行してカウンセリングも行っていきます。どんな靴にしたいのか、どんな用途で靴を履くのか、頻度や靴を履く時間についても考慮し、コンセプトをしっかり決めていくための話し合いです。

仕上がりにとても大きな影響を及ぼす部分なので、不明瞭な点が出ないようにしっかりと行われます。

スタイルやデザイン、生地の選択

カウンセリングや採寸を元に、靴のスタイル・デザイン・生地・カラーリングの選択を行っていきます。

靴のつま先(トゥ)の形状や靴底(ソール)は、歩きやすさに大きく影響するでしょう。つま先はなだらかな曲線のラウンド・トゥやつま先が痛くならないスクエア・トゥなどから選びます。ソールについては、靴の製法も大きく関わってくるようです。

生地にも豊富な革の種類があります。それらを選び抜いて、最終的にデザインとスタイルを決定して靴を作っていくのです。

フィッティング、完成

甲革(アッパー)にインソールとアウトソールを仮止めしたものを、店頭にて試着する作業をフィッティングと呼びます。履き心地の感想や意見を聞きつつ、目視確認や接触によって状態を確認し、その情報を工場や職人にフィードバックを行うのです。

そして届いた意見を元に、シューズに対し最終調整を行います。この段階ではサイズやデザインの大きな変更は不可能なので「イメージと全然違う」ということのないように、カウンセリングをしっかりと行っておきましょう。

底面を研磨するといった最終的な底周りの調整と、アッパーへの着色などを行い、繊細な仕上げができたら完成です。

靴の製法には違いがある?

接着剤で付ける既製品とは異なり、オーダーメイドでシューズを作る場合、いくつかの製法があります。

製法ごとに特徴がありますので、代表的な製法をそれぞれ見ていきましょう。

軽量で履きやすいマッケイ

マッケイ製法は、イタリアのマルケ地方に伝わる伝統技法です。現在では当時と比べて改良が重ねられています。

甲革と中底、本底を貼り合わせた後に、一気に通し縫いをする製法です。現在でも、イタリア靴にはこの製法が使われています。

シンプルな構造で、軽量で履きやすいのが特徴です。すらりとした洗練されたシルエットが魅力的なフォルムとなっています。

頑丈で耐久性があるグッドイヤーウェルト

グッドイヤーウェルト製法は、高級革靴によく見られる製法です。その理由は、頑丈で耐久性があることが挙げられるでしょう。

中底のリブとアッパーをすくい縫いで縫い付け、ソールと甲革の間に中物とシャンク(心材)を詰めます。それから表底と細革を出し縫いするという方法です。

この製法で作られた革靴は中物が入っているために長時間歩いていても疲れにくく、通気性もよいので中が蒸れにくい傾向にあります。

インソールの中に敷き詰められたコルクは、歩くほどに足の形に馴染んでいき、半月から1カ月ほどで、むしろ足によりフィットした靴になっているでしょう。

優れた履き心地のハンドソーンウェルテッド

ハンドソーンウェルテッドは、靴を作成するすべての工程を手縫いで制作する方法です。

アッパーを作成した後、靴の中底にアッパーをつり込み、ソールを付けるという一連の流れをすべて手縫いで行うため、大変な手間がかかる作業となります。そのため、効率化のために製造工程の一部を機械化したものが、先に紹介したグッドイヤーウェルトと呼ばれる製法です。

しかし、グッドイヤーウェルトと比べると構造がシンプルなために、足に馴染むのが早く、反りもよいと言われています。対応する素材も多く存在し、手縫いによる柔らかさも魅力的です。

しかしながら、すべての工程を職人の手で行うこの手法によって作られた靴は、芸術品にも匹敵する繊細さと美しさを兼ね備えています。

最高の一足が完成するVICTORY SHOESの特徴

VICTORY SHOESは、世界屈指のカラリストである藤澤宣彰氏の監修の元に生まれたオーダーシューズを販売・作成するお店です。

その特徴について見ていきましょう。

世界トップの染色技術による唯一の仕上がり

カラリストとは、お客様の目的に合わせた色彩をアドバイスすることが仕事で、いわば色のプロフェッショナルです。監修者である藤澤宣彰氏は、世界でも屈指のカラリストとしての腕を持ち、日本の第一人者とも言われています。

ワールドフットウエアギャラリーのスタッフとして靴のキャリアをスタートさせ、フランスのシューケア用品メーカーである『コルドヌリ・アングレーズ』のスタッフからパティーヌの基礎を教わったことから10年以上、カラリストとして世界トップレベルの第一線で活躍してきました。

藤澤宣彰氏によるパティーヌ靴の色彩は、芸術の域に達しています。氏が監修するVICTORY SHOESの染色技術が世界トップレベルの仕上がりであることは疑いようもありません。

世界屈指のカラリストによる品質追求

そんな世界屈指のカラリストがさらに品質を追求していることが、VICTORY SHOESによるオーダーシューズの品質を、確かなものとしています。

現在は染色をメインに活動していると同時に、革靴に関するWebマガジン『革靴倶楽部アイレット』の監修者でもあるのです。

革靴アイレットを読み、氏の経歴を知れば、その靴のデザイン性の高さとカラーバリエーションの豊富さなど、品質に高いこだわりを持って仕事をしている様子が窺えるでしょう。

レディメイドメニューの特徴

レディメイドは、用意されている素材やデザインの中から選んでいくという作成方法のために、フルオーダーと比較するとデザイン性や機能性は劣ると思われるかも知れませんが、VICTORYSHOESのレディメイドに限っては違います。

レディメイドメニューの特徴について、詳しくご紹介しますので確かめてみてください。

選べるデザイン

レディメイドのオーダーシューズでは、デザインは次の5種類から選ぶことができます。

  • ストレートチップ…トゥに横一文字のラインが入ったデザイン。ビジネスや冠婚葬祭などフォーマルな場所で利用できる
  • ホールカット…1枚の革で張りがなく、仕上げが困難なので高級な物が多い。おしゃれ感がありスマート
  • モンクストラップ…バックルが付いていて幅広く利用できる。1本のストラップはシングルモンク、2本はダブルモンクと呼ばれる
  • ギリー…スコットランドの民族舞踊用。甲の紐を通す部分が凹凸形状なのが特徴
  • サイドエラスティック…ゴム製。脱ぎ履きがしやすく、品の良い感じが出る

これらの特徴などを比較して、カウンセリングをしながら依頼者にあったデザインをピックアップします。

その他の特徴

VICTORY SHOESのレディメイドを依頼する場合、つま先のデザインはつま先の丸いラウンドトゥのみとなります。

また、製法は軽量で履きやすいマッケイです。

納期

納期は、通常であれば発注から3週間ほどで完成となります。2週間で作る場合、別途料金がかかるので要相談です。

オーダーメイドメニューの特徴

続いてはVICTORYSHOESのオーダーメイドメニューの特徴を見ていきましょう。

選べるデザイン

オーダーメイドの場合、先ほどレディメイドで紹介したストレートチップとホールカットに2つのデザインの種類が加わります。

1つが『ダブルモンク』です。モンクストラップは甲の部分に大きなバックルが配置された個性的なデザインで、起源はアルプス地方の修道士(モンク)が履いていたサンダルだと言われています。比較的脱ぎ履きもしやすく、ビジネスシーンでもよく見られる靴です。

ダブルモンクは、このモンクストラップが2つ装着されているデザインで、より高級感のある雰囲気が特徴になります。

もう1つはプレーントゥと呼ばれる、つまさきに飾りのないシンプルなシューズです。シンプルなためにかえってデザインや素材の良し悪しがはっきりと見られるため、職人の腕が要求されるデザインとなります。日本ではあまり馴染みがないようです。

この合計4種類のデザインから選ぶことになります。

その他の特徴

つま先のデザインは、丸みを帯びたラウンド・トゥと、角張ったスクエア・トゥの2種類から選択できます。

生地の種類は藤澤宣彰氏が卓越した技巧を誇るパティーヌか、ボックスカーフ(生後6か月以内の仔牛の皮をなめした物しなやかで耐久性がある)"}”>ボックスカーフ(子牛の皮)・スエード(革の裏側を起毛させたレザー)・コードバン(馬のお尻の毛)・クロコダイルの(ワニの美しい鱗)から選ぶことになります。

製法はすべて手縫いであるハンドソーンウェルテッドとなります。

納期

すべて手縫いで行うため、4カ月の時間がかかります。丹精を込めた靴が届けられるでしょう。

まとめ

既製品のシューズは安価で購入もしやすいことから、普段はこちらの靴をはいている人も多いでしょう。しかし、オーダーメイドの靴であればフィット感、デザイン性、その他の面で既製品が及ぶことはなく、1度履いたらその良さの虜になってしまいます。

レディメイドであれば、そこまで大きな金額はかかることはありません。オーダーメイドシューズを初めて作るならレディメイドで作ってみてはいかがでしょうか?

世界トップレベルの技術を持つVICTORY SHOESなどをはじめ、靴職人の手にかかった芸術的なまでの靴は、きっとライフスタイルを変えてしまうほどに、ビジネスや生活に変化をもたらすかもしれません。