こんにちは、Re.muse(@remuseordersuit)です。

オーダーメイドがここ数年、人気を集めてきています。以前よりも手軽に注文ができる価格帯も登場し、既製品とさほど価格の差がなければと、初トライするひと達も増えているようです。ジャケットをオーダーするときの基本から種類、メリットまで解説します。

オーダージャケットとは?

そもそもオーダージャケットとはどういうものでしょうか。既製品とどのように違うのか、それぞれ具体的見ていきましょう。

既製品のメリットとデメリット

既製品のメリットはまず、購入すれば早くてその日から、もし補正があっても遅くても1週間から10日で実際に着用が開始できるところです。オーダーメイドはそうはいきません。注文してから、仕立て上りまで、1カ月から2カ月待たなければなりません。

また、価格的もオーダーメイドよりも安い傾向にあります。

デメリットとしては、サイズがぴったりということは少なく、何らかの補正が入るか妥協することが多いところでしょう。袖丈・着丈・胴幅、場合によっては肩幅の補正もあります、体型によるつきジワやタスキジワなどの補正は、したとしてもあまり緩和しない場合もあります。

また、生地クオリティや色柄の選択肢が限定されています。ほしいスーツのイメージを持って買いに行ったとしても、なかなか見つからなかったりします。

オーダーなら生地とデザインを好きに選べる

一方、オーダーメイドであれば選択肢が非常に多く、自分のイメージに近いスーツを作れる生地に出会える確率が高いです。

それだけではなく、一から仕立てるため好きなデザインを指定できます。ボタンの数や襟の形、裏地の仕様ほのか、自分の好み通りにカスタマイズが可能です。オーダーメイドならではの醍醐味と言ってよいでしょう。

オーダージャケットの種類は?

ひとくちにオーダージャケットと言っても、その中でもいくつかの種類があるのです。種類が変われば費用も納期も変わってきます。

フルより安いパターンオーダー

オーダーメイドには『フルオーダー』『イージーオーダー』『パターンオーダー 』の3種類があります。この中のパターンオーダー が、費用面ではもっとも安く仕立てられ、納期も一番早いです。

なぜなら、パターンオーダーはもともと決まった型紙とサイズがあって、一番近いサイズから最低限の補正を加えて仕立てるためです。既製品のサイズ直しに近いとも言えます。違うのは仕立て上がってから直すか、最初に補正した状態で裁断されてから仕立てるかです。

自分だけの一着を作れるフルオーダー

一方、フルオーダーは、とことんこだわりを入れることが可能な仕立て服です。世界に一着だけの自分のジャケットを作れるため、究極のカスタマイズと言えるでしょう。

制作に要する時間・期間は長くなりますが、満足度の高さはそれに値します。どのレベルのオーダーメイドにするのかは、こだわり具合、予算、期間から総合的に判断しましょう。

ジャケットオーダーの流れ

実際にジャケットをオーダーメイドで仕立てるとなった時の、基本的な流れを解説していきましょう。

生地、素材を選ぶ

まずは『生地選び』からです。用途・目的に応じて、生地の特性や季節感から入ります。春夏用であればトロピカルにするのかモヘアウールにするのか、麻系にするのか、ストレッチなどの機能素材にするのか、といったことです。

秋冬用の場合は、サージ・ギャバジン・サキソニー・フラノ・ツイードなどの、肉厚な生地の中でもどれが良いのか、甘捻り(糸がゆるめに撚られている)がいいのか強捻糸がいいのかなどを選んでいきます。

生地のタイプが決まりましたら、次に色の系統・柄の傾向を決めましょう。オーダーに失敗しないためには、自分1人で判断するのではなく、スタッフに専門家としての意見・助言を求めながら決めていくのがおすすめです。

仕立て、スタイルを決める

生地が決定しましたら、仕立ての『仕様』や『スタイル』を決めましょう。仕立ての仕様とは、以下のような項目です。

  • 裏地を総裏・背抜き・半裏・一枚仕立てのどれにするのか
  • 肩パッドを抜くのか増すのか
  • ボタンの数
  • ベント(スリット)のタイプ

スタイルは『ブリティッシュスタイル』なのか『イタリアンスタイル』なのか、『アメリカントラディショナルスタイル』なのか、『モードスタイル』にするのかなど、テイストに関わってきます。

仕様とスタイルで着心地の傾向も決まるため、スタッフと相談しながら、納得いくまで安易に決定はしない方がよいでしょう。

ボタンや裏地などのオプション

スタイルが決まったらあとは『付属』です。『ボタンのデザイン』や『裏地』を選んだり、そのほか『本切羽』にするのか『チェンジポケット』(チケットポケット)をつけるかといったことです。

中でもボタンは、ジャケットにおいて唯一の装飾部分なので、プラスティックの標準ボタンよりも『本水牛』や『ナット』『貝』『革バスケット』などで雰囲気を出してもよいでしょう。

オーダーする際のポイントは?

オーダーメイドを注文する際に、特に注意して選択すべきポイントはどこでしょうか。仕立て終わった後はもう戻れないので、後悔しなように、あらかじめポイントをしっかりと押さえておきましょう。

長く使いたいなら秋冬ものがおすすめ

オーダーメイドしたジャケットを、長く使いたいという気持ちがあるのなら、秋冬の生地で仕立てるのがおすすめです。その理由を説明しましょう。

春夏物は、秋冬物よりも当然薄手になるので、生地の耐久性は秋冬物よりも劣ります。そのうえ、春夏は汗をかきますが、ウール素材は湿ると弱くなり、傷みやすいのです。

さらに、春夏生地は基本的にに背抜き仕様になりますが、服のためには総裏の方が生地の保護性が高いのです。それらの理由で、秋冬物の方が春夏物に比べて、長持ちするということになります。

ある程度のイメージをしておく

オーダーショップに行く際に、できれば明確なイメージを持っておくのがベターですが、明確までいかないまでも、ある程度のイメージはしておくほうがよいでしょう。

ショップとしては、何らかのベクトルをお客さんが示してくれないと提案の仕方が見つけにくいためです。何か手がかりがあれば、そこはプロが、提案や意見を出してくれます。

満足のいくオーダーメイドジャケットを手に入れるためにも、ショップスタッフの持つ知識やノウハウやセンスを最大限利用しない手はありません。それを引き出すためにも、ある程度のイメージを持ってオーダーに臨みましょう。

来店時はジャケットに合わせたい服装で

最後に、ショップに来店するときの服装の注意点ですが、可能な限り、実際にジャケットを着用するような服装で行きましょう。

採寸したり、ゲージサンプル(サイズを見るためのサンプル)を試着したりするときに、実際のジャケット着用時とギャップがある服装で行くと、間違いが起きやすいためです。

かさのあるバルキーのセーターなどで試着すると、ワンサイズかそれ以上、感覚が変わってしまいます。楽しみにしてたものが仕立て上がったあと、実際に合わせてみたらこんなはずではなかった、などという出来上がりは避けるため、服装には気をつけましょう。

まとめ

ジャケットをオーダーメイドで注文するときの、基本的な項目やメリットを解説しましたがいかがでしょうか。長く着用するジャケットのオーダーメイドで失敗しないためにも、予備知識やイメージを持って臨み、自身にフィットした世界に1着のジャケットを手に入れましょう。