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2016.03.04 【歩】
museを立ち上げたのは2年半前。
私は本当に何も持ってなかった。
ただ一つ、この世界に人生を決めた。
大阪で出会い、お店に何度も足を運んで下さった沢山のお客様。
遠く離れた土地から、わざわざスーツを作りに来て下さった方々。
何百人の、千着以上のスーツを作った。
その一着一着に 想いの血が流れてる。
今 この業界に必要なのは、そんな想いの「熱量」です。
六本木立ち上げにあたり、「大阪は誰がするの?」と多くの方に聞かれます。
私は、どちらにも居ます(笑)
その事で大阪の方には、ご迷惑をお掛けしてしまう事があるかと思います。
ごめんなさい!成長したいと思います。
今私にはするべき事があります。
それは、
温度あるフィッターの育成、
一人一人が主役となり成長し、未来を描ける場所を作る事
お客様にとって「訪れる事に 価値があるブランド」を目指す事です。
システマチックに生産数を上げる業界の姿勢に、違和感を覚えた5年前。
それでもバックヤードでスーツを支えてきた職人さん一人一人に目を向けると、
一切妥協なんてしていない。
私たち売り手側の本来の仕事は、
その温度がちゃんとお客様に伝わるようお届けする事です。
だからこそ、一着のスーツで着る人の価値を証明するべく、
お客様の幸せに妥協をしない。
そして 人の役に立ちたい、そう思える気持ちで仕事が出来る人を育て、残すこと。
それが全てに繋がるのではないかと、そんな風に考えています。
六本木への進出は、思考が停止する程考えて決めました。
無謀だなと思った当初の気持ちは、今でも消えません。
シミュレーションでは、不可能が可能にならなくて、
無駄に頭をこねくりまわしたりしました(笑)
ただ、可能性を可能性で終わらせたくない。
未来は自分の中にあり、
自信はないけどそこに希望はあって、やりたいなって。
それだけのシンプルな答えで、動き出しました。
きっと今の自分を上から手招きしている、未来の自分がそこにはいて、
成功させるって事だけではなく、
何が起きても又立ち上がるって方の覚悟を先に決めて、
後はいつも通り、前だけ向いて猛ダッシュ!
museにはどんな色の血が流れているのか、一人でも多くの人に知って頂きたい。
それはきっと、誰かの輝きに繋がり流れる色をしているんだって、信じて進んでいるから。
私の見ている未来は、皆様と出会った頃から何も変わりません。
ですので、
出来れば未熟なmuseを変わらず、応援して頂けると心強く幸いです。